「Last note」特性を持つ者へ〜5

「革命前夜」

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2018年。11月10日。革命前夜は訪れた。

その日は1日中ソワソワしてしまって落ち着かなく、俺は廣瀬の家に泊まりに来ていた。
Lineをチェックすると、レナさんから「まだ陣痛来そうにないっ。』ともどかしそうな内容が来ている。

「焦らないで…大丈夫。…と。」

レナさんはお義母さんといるから安心だろうが、
多分俺は今回の初産に立ち会う事は出来ないだろう。
「ごめんね、レナさん…。」

"無垢"の1件で、レナさんも覚悟はしてくれてたけれど、やっぱり少し寂しそうな目が忘れられない。
でもその時、俺の独り言に返事をするような文章が届いた。

【今、遥斗の想い飛んできたー！私ってこんな時でも電波ビンビンね！電波女ぢゃなくて、霊感女だけど笑】