失ってからじゃ、もう遅い・・・。



「あの子が笑ってたら、イラつくの。」


そんな理由で・・・・・・。


「寧々の場所、知ってるか・・・?」


総長が聞く。


「知ってるよ。」


「教えてくれ。」


総長がそう言うと、奈々は上を指さした。


「・・・・・・?」


「空・・・、って言ったほうが良いのかな?」


「ま、さか・・・・・・。」


「寧々は死んだよ。」


笑顔でそう言った奈々。


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