With You
結局遊ぶ事になった僕…。
いくちゃんと言う子は帰ろうとする僕を引っ張って砂場まで連れて行った。




「んとーじゃあまずは名前ね。アタシはいくなって言うだけどね、いくちゃんて呼んで。君は?」




「ぼくは…ひろ…」


気の強そうな子にたじたじな僕…。



いくちゃんと言う子はまじまじと、僕を眺めながら「ふーん」と呟いた。




「よろしくね、ひろくん」



ここからが僕達の始まりだった。
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