人間消去アプリ
「なーんだ、理央も家族を裏切るんだ。
よかった、私だけじゃなくて」
えっ……?
「ど、どういうこと……?」
今の言葉からして、円歌も家族を裏切ったような感じだ。
まさか円歌……【人間消去アプリ】に家族の名前を入れた?
背中に変な汗がくすぐすように流れるのを感じた直後、円歌が再び口を開いた。
「私、【人間消去アプリ】に両親の名前を入れたんだ。
【山に遭難してクマに襲われて死ぬ】って方法を選択してね」
「えっ……⁉︎」
そ、そんな選択肢、【人間消去アプリ】内に載ってたっけ?
「そんなもの、死ぬ方法の中にあったの?」
「うん、あったよ」
よかった、私だけじゃなくて」
えっ……?
「ど、どういうこと……?」
今の言葉からして、円歌も家族を裏切ったような感じだ。
まさか円歌……【人間消去アプリ】に家族の名前を入れた?
背中に変な汗がくすぐすように流れるのを感じた直後、円歌が再び口を開いた。
「私、【人間消去アプリ】に両親の名前を入れたんだ。
【山に遭難してクマに襲われて死ぬ】って方法を選択してね」
「えっ……⁉︎」
そ、そんな選択肢、【人間消去アプリ】内に載ってたっけ?
「そんなもの、死ぬ方法の中にあったの?」
「うん、あったよ」