人間消去アプリ
使ってみようか……。
「ねぇ、誰に使うの?
私だけにこっそり教えてよ!」
いまだに私の体を揺すってくる円歌。
その円歌の手を少し強引に振り払い、円歌の腕を掴んだ。
「円歌、わかったから落ち着いて。
二度目に使う相手、円歌だけに教えるよ」
「誰、誰?」
「……中学のときの同級生」
そう言ったと同時に、私の頭の中に中学時代の同級生のある女子の姿が浮かんできた。
中3のときに同じクラスになった、浜辺(はまべ)ののかという女子だ。
ののかは、自分の言いたいことをはっきりと言うサバサバとした感じの女子だった。
「ねぇ、誰に使うの?
私だけにこっそり教えてよ!」
いまだに私の体を揺すってくる円歌。
その円歌の手を少し強引に振り払い、円歌の腕を掴んだ。
「円歌、わかったから落ち着いて。
二度目に使う相手、円歌だけに教えるよ」
「誰、誰?」
「……中学のときの同級生」
そう言ったと同時に、私の頭の中に中学時代の同級生のある女子の姿が浮かんできた。
中3のときに同じクラスになった、浜辺(はまべ)ののかという女子だ。
ののかは、自分の言いたいことをはっきりと言うサバサバとした感じの女子だった。