人間消去アプリ
落としてやるんだ。
そう決意したと同時に、円歌が眉をハの字にして背中をさすってくれた。
あったかい。
制服越しで背中をさする円歌の手のぬくもりを感じる。
「理央、つらかったんだね。
それほど、その同級生の子が憎いんだ……」
発言がシチュエーションと合っていないことを除けば、完全に心は癒されたことだろう。
だが、私と円歌が考えているシナリオは、最悪なものだ。
自分を傷つけた者を、復讐として傷つけ返す。
負の連鎖が生まれるきっかけになるかもしれないが、自分の感情をコントロールさせるには、こうするしかない。
そう決意したと同時に、円歌が眉をハの字にして背中をさすってくれた。
あったかい。
制服越しで背中をさする円歌の手のぬくもりを感じる。
「理央、つらかったんだね。
それほど、その同級生の子が憎いんだ……」
発言がシチュエーションと合っていないことを除けば、完全に心は癒されたことだろう。
だが、私と円歌が考えているシナリオは、最悪なものだ。
自分を傷つけた者を、復讐として傷つけ返す。
負の連鎖が生まれるきっかけになるかもしれないが、自分の感情をコントロールさせるには、こうするしかない。