人間消去アプリ
十数分くらいクレープ屋さんで沙織と会話をして、そのあとクレープ屋さんを出た。


一度通った道を戻り、また楽しい会話を続ける。


けれど、楽しい時間はそう長くは続かない。


クレープ屋さんを出た20分後、私の家に着いた。


「じゃあね、理央ちゃん。


また明日、学校でね」


「うん、バイバイ」


家の前まで来てくれた沙織に手を振り、沙織の姿が見えなくなったと同時に玄関のドアを開けた。


急いでローファーを脱ぎ、自室のベッドに思いっきりダイブした。


と、突然、沙織が見せてくれた【人間消去アプリ】のサイトを思い出した。
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