人間消去アプリ

☆☆☆

円歌の殺害を決意してから数日後。


お父さんとお母さんの葬儀が終わり、復讐を決行しよう決めた日だ。


この日は、いつもより早くに目が覚めた。


いつもは朝の7時半ごろに目を覚ますのだが、今日は6時に目が覚めた。


目が覚めてすぐに制服に着替え、カバンを机の上に置く。


いつもならカバンに必要な教科書やノートを入れるが、それよりもしなければならないことを優先する。


しなければならないこと。


それは、変装だった。


円歌をリアルで殺そうと決意したからには、円歌本人にバレない変装をする必要がある。


怪しまれないようにすることも必要だ。
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