人間消去アプリ
こめかみに汗が染み込むのを感じながらそう思っていると、沙織が突然「あっ」と声をあげた。
「ねぇ、理央ちゃん」
「……な、なに?」
沙織の表情がちょっと怖くて、声が震える。
「沙織が最初に【人間消去アプリ】を理央ちゃんに教えた日から、理央ちゃんはそのアプリをインストールしてないよね?」
ドキッ。
どうしよう。
すずねに騙されたと思ってインストールしてみなよと言われて、仕方なくインストールしたなんてこと、沙織には言えない。
沙織は【人間消去アプリ】を使っていなくて、使うつもりはないと言っていたから。
「ねぇ、理央ちゃん」
「……な、なに?」
沙織の表情がちょっと怖くて、声が震える。
「沙織が最初に【人間消去アプリ】を理央ちゃんに教えた日から、理央ちゃんはそのアプリをインストールしてないよね?」
ドキッ。
どうしよう。
すずねに騙されたと思ってインストールしてみなよと言われて、仕方なくインストールしたなんてこと、沙織には言えない。
沙織は【人間消去アプリ】を使っていなくて、使うつもりはないと言っていたから。