人間消去アプリ
さらに汗がこめかみに染み込む。
なにも答えられずにうつむく私の姿を見て、沙織がなにかを察した。
「理央ちゃん、その反応……もしかして、誰かにすすめられてインストールしたの……?」
私が【人間消去アプリ】をインストールしたと悟ったらしい。
仕方ない。
沙織には言えないと思っていたけど、表情や反応でバレたからには、言うしかないな。
小さく息を吐きだして顔をゆっくりとあげる。
視界に沙織の顔が入ったと同時に口を開いた。
「沙織……じつは私、数日前にすずねにすすめられてインストールしたの。
すずね、その日に円歌にアプリのインストールをすすめられたみたいで……」
なにも答えられずにうつむく私の姿を見て、沙織がなにかを察した。
「理央ちゃん、その反応……もしかして、誰かにすすめられてインストールしたの……?」
私が【人間消去アプリ】をインストールしたと悟ったらしい。
仕方ない。
沙織には言えないと思っていたけど、表情や反応でバレたからには、言うしかないな。
小さく息を吐きだして顔をゆっくりとあげる。
視界に沙織の顔が入ったと同時に口を開いた。
「沙織……じつは私、数日前にすずねにすすめられてインストールしたの。
すずね、その日に円歌にアプリのインストールをすすめられたみたいで……」