人間消去アプリ
ふたりは、私が【人間消去アプリ】をインストールしたことを知っている。
すずねに『騙されたと思ってインストールしなよ!』と言われてインストールした次の日、円歌にこう言われた。
『理央、使うことにしたんだね!
憎い人を殺したいとは思わないって言ってたくせにインストールするなんて。
やっぱり理央も殺したいほど憎いやついるんじゃない!』
得意げな笑みで言われたので少し腹が立ったが、自分の気持ちを閉じ込めた。
「ねぇ理央、沙織はまだ来ないの?」
「あー……今日は調子が悪いみたい。
だから、調子がよくなったら学校に来るって」
すずねに『騙されたと思ってインストールしなよ!』と言われてインストールした次の日、円歌にこう言われた。
『理央、使うことにしたんだね!
憎い人を殺したいとは思わないって言ってたくせにインストールするなんて。
やっぱり理央も殺したいほど憎いやついるんじゃない!』
得意げな笑みで言われたので少し腹が立ったが、自分の気持ちを閉じ込めた。
「ねぇ理央、沙織はまだ来ないの?」
「あー……今日は調子が悪いみたい。
だから、調子がよくなったら学校に来るって」