来世もきっと、私は貴方に恋をする。
ーーー翌日
「お前か〜うちの総司を落としたのは」
「いや、あの!沖田さんを落としたとか
そういう事はしてません!」
「だって総司が好きなんだろ〜?
まあそう照れるなって!
あ、とりあえず自己紹介まだだよな?
俺はこんななりだが新選組局長をやってる
近藤勇っていうんだ。よろしくな」
こっ、これが新選組局長…?
見るからに若いというかなんというか
ヤクザにしか見えないんだけど…
「新選組は男しかいないから花がないんだよ〜
毎日毎日野郎の喧嘩やら怒号ばっかでな?
まあむさ苦しい所だがゆっくりしてくれ」
「あの、突然転がり込んですみません…」
「なに言ってんだよ、俺は大歓迎だけどな!
あ、お前がよければなんだけど
護衛をつけようと思っているんだ
女一人でいるのは危険だからな」
「そんな護衛だなんて!
私にはもったいないというか
居場所があるだけでも幸せなのに
なんか申し訳ないです」
「お前、夏といったな?いまの時代は戦がいつ起きるか
わからない危険な時代なんだよ
俺らも命の保証はできないが
お前を守るくらいは任せてくれ」
「……わかりました」
「もう護衛してもらう隊士は決めている
おーい、入ってこい」