来世もきっと、私は貴方に恋をする。
スッー
近藤さんがその人を呼ぶと
部屋の襖が静かに開いた
「なんで俺なんですか」
「随分と不服そうだな〜平助」
そこにいたのは藤堂平助くんだった
「平助、お前には今日から
夏の護衛をしてもらう。いいな?」
「ちょっと待ってくれよ近藤さん!
いくら近藤さんの頼みとはいえ
こいつの護衛とかやってらんねーよ!」
「平助、お前は周りより小柄だが
逆にそれが戦の時に光っている
剣術も腕はあるし、俺はそれを知っているから
お前に任せることにしたんだ
しかも歳も近いだろ?いいじゃねーか」
と言って近藤さんは平助くんの肩を組んだ
「参ったな。近藤さんにそんなの言われたら
断る気力もなくなってくるよ」
「頼りにしてるぞ!平助」
「夏、絶対に俺の言うこと聞けよな」
「はっ、はい」
とりあえず一件落着?