来世もきっと、私は貴方に恋をする。
第四章
夜も更けて、私は布団へ入った
でも今日はなぜかなかなか眠れなくて
何度も目を開けたり閉じたり
「携帯もないしなあ…」
いつもなら大体スマホに集中している
まあ見ているせいで
眠れなかったりもあるんだけど
「どうやったら自分の街に帰れるんだろう」
ふとした瞬間にいつも考えてしまう
自分の故郷のこと、両親のこと
あの川に落ちてしまったこと
『夏、ちょっといいか?』
「ん?平助くん?」