来世もきっと、私は貴方に恋をする。

平助くんが部屋へ戻ると
沖田さんは私の向かいに座った

「夏は平助のことが好きなのか?」

「えっ!?」

平助くんは優しいし、意外と頼りになる人
護衛としてほぼ毎日いてくれて
嫌になったことは無い
かと言って、好きになったこともない

「人としては好きです
私なんかの護衛をやるだなんて
本当は嫌なはずだし、迷惑かけてるし
けどそれでも毎日護衛してもらってて
好きになるだなんておこがましいです」

「ふーん。それなら良い」

「はい……」

この空気、すごい気まずい
なんかこれじゃあ
私と沖田さんが付き合ってて
私が浮気したみたいじゃん!
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