来世もきっと、私は貴方に恋をする。
「まあ今のは冗談だ
あいつは独占欲と血の気は強いからな〜
俺がお前に手出したなんて聞いたら
刀やら槍やら出てくるかもしんねーしな」
とりあえずこの場は凌げた…はず
それにしてもなんでこの人が局長?
ガラガラッー!
「ん、伝令か?」
「?」
遠くの方から扉が開く音が聞こえた
そしてすぐそのあとに
誰かが走る足音
近藤さんはその音を聞いて
一瞬で顔つきが変わった
「伝令!!近藤さん大変だ!」
血相を変えてやってきたのは原田さんだった
「巡察中に不逞浪士と鉢合わせて
総司とそいつが乱闘騒ぎになってる
いまは土方さんと新八が間に入ってるけど
いつ斬り合いになるかわかんない状況だ」
「よし、俺の出番だな。原田は先に戻ってろ
夏、お前を1人にする訳にはいかねー
俺の後ろから離れないでついてこい」
「はっ、はいっ!!」