来世もきっと、私は貴方に恋をする。
私がしばらくフリーズしていると
また沖田さんは続けて
「過去は思い出さなくていい。むしろ思い出すな」
「どうしてそんなこと…」
「俺がお前と共にしたいと思ったからだ」
沖田さんはいつも真剣な時
相手の目をまっすぐ見て逸らさない
その瞳の奥深くに、揺らぐものはない
「お前と出会ったあの日、俺が土方さんに
大事な女だから斬らないでくれって
言ったの覚えてるか?」
「すみません、ちょっと記憶が曖昧かもです…」
「あの時はお前が斬られないように
ただなんとなしに言っただけだったが今は違う。
今は本当にお前が一番大事な女だって思ってる」
「沖田さん…」
「俺の生涯の伴侶になってくれないか?」