来世もきっと、私は貴方に恋をする。
他の隊士の人達は
もうすでに巡察へ行ってしまっていた
沖田さんも羽織を着ていたから
きっと今日も巡察があったのかもしれない
「沖田さんごめんなさい
もしかして私が起きるの待っててくれたんですか?」
「今日は近藤さんも出払ってるから
お前を1人にする訳にはいかないからな」
と言いながら沖田さんは羽織を脱いだ
しばらくしてから
また沖田さんは口を開いた
「夏、ちょっと聞いてもいいか?」
「なんですか?」
たまにふいに見せるこの真剣な顔
私は沖田さんのこの表情を見る度に
毎回なぜか少し緊張してしまう
「今更な話になってしまうが
お前はどこの生まれなんだ?」