来世もきっと、私は貴方に恋をする。
その質問の答えを私は頭の中で探し出す
けれど…なんで、どうして?
全然言葉が出てこない
自分の産まれた場所を覚えていない
そんなことってある?
「あの、えーっと……」
私がしばらく考えていると
「夏、俺は一つだけ怖いことがある
それはお前を失うことだ」
「沖田さん…?」
いつもは弱い姿を見せない沖田さんが
急に私に弱音をぶつけてきた
それすらも私は愛おしく感じてしまうなんて
一体いつからこんなに
私は惚れっぽくなっちゃったのかな
「沖田さん、私ならずっと傍にいます
貴方から離れるなんて
もう私の中では考えられません」
「……そうか、ならいい」