来世もきっと、私は貴方に恋をする。
第十章
私が新選組の屯所に来てから
もう半月が経とうとしている
今のところ大きな戦や問題はなく
平和な日常を過ごしている
「夏、ちょっといいか?」
「ん?なんですか?」
「いや…まぁ大した話ではねぇんだけどよ」
「?」
今日の沖田さんは歯切れが悪い
「なにかあったんですか?」
「俺、離隊しようと思ってるんだ」
「……え、離隊ってつまり…」
新選組を辞めるってこと!?