【短】今更好きだと伝えてもいいかな…
寄せる波は日毎大きくなって、どんどん膨らんでいく。
吐き出す出口を求めて彷徨い、今やすっかり日課となってしまった…口癖。
只今、PM23:59…
日付が変わるこの瞬間に彼女を想う。
そして、それに加わるため息と呟き。
多分、恋をしていれば、健全な証拠なんだろうけど。
「あー…中間近いのに、これじゃないも手に付かない…」
勢い良くベッドに倒れ込んで、手にしていたペンを机へと投げ出した。
時間は既に、AM0:00を過ぎていて。
口から出た吐息にも近いため息は、なんとなく彼女に対する罪悪感に染まっていた。
こうして、自分の部屋の壁に二人で撮ったチェキを貼って、それを見ている時だけは、確実に彼女は俺だけのもので。
「真梨恵…」
そう、気軽に呼び捨てにしても全く構わない存在なはずなのに。
日付が越えて、次の日になってしまえば、待ち受けている現実は酷く汚してしまったような、彼女を裏切ってイメージを壊してしまったかのような感覚。
そんな気持ちでいっぱいになるのは、きっと…。
未だ彼女が俺の恋人ではないからだろう。
「はぁー…毎日、毎日、なんでこんなに焦れてんだ、俺。ほんと飽きないなー…」
独り言は苦笑いで掻き消されてしまいそうだった。
吐き出す出口を求めて彷徨い、今やすっかり日課となってしまった…口癖。
只今、PM23:59…
日付が変わるこの瞬間に彼女を想う。
そして、それに加わるため息と呟き。
多分、恋をしていれば、健全な証拠なんだろうけど。
「あー…中間近いのに、これじゃないも手に付かない…」
勢い良くベッドに倒れ込んで、手にしていたペンを机へと投げ出した。
時間は既に、AM0:00を過ぎていて。
口から出た吐息にも近いため息は、なんとなく彼女に対する罪悪感に染まっていた。
こうして、自分の部屋の壁に二人で撮ったチェキを貼って、それを見ている時だけは、確実に彼女は俺だけのもので。
「真梨恵…」
そう、気軽に呼び捨てにしても全く構わない存在なはずなのに。
日付が越えて、次の日になってしまえば、待ち受けている現実は酷く汚してしまったような、彼女を裏切ってイメージを壊してしまったかのような感覚。
そんな気持ちでいっぱいになるのは、きっと…。
未だ彼女が俺の恋人ではないからだろう。
「はぁー…毎日、毎日、なんでこんなに焦れてんだ、俺。ほんと飽きないなー…」
独り言は苦笑いで掻き消されてしまいそうだった。
< 1 / 13 >