アブナイ王子様たち
男の人が私の手を離し、私のうしろを見て驚いた顔をする。
驚くのも無理はない。
「君はたしか、我妻グループの次男で、僕と同じ大学に通ってる……」
だって、私のうしろにいて私を抱きしめているのが、翔さんだから。
翔さん、いつの間にここに……⁉︎
私まで驚いてしまう。
「彼女、俺の連れです。
なんで、離れてもらえます?」
「は、はい、すみませんでした……!」
翔さんに離れろと言われて、あっさり離れていく男の人。
そして、どこかへと姿を消した。
うしろからふぅ、という息が聞こえてきて、はっと我に返る。
慌てて、翔さんの体を引きはがした。
「は、離れてください!」
驚くのも無理はない。
「君はたしか、我妻グループの次男で、僕と同じ大学に通ってる……」
だって、私のうしろにいて私を抱きしめているのが、翔さんだから。
翔さん、いつの間にここに……⁉︎
私まで驚いてしまう。
「彼女、俺の連れです。
なんで、離れてもらえます?」
「は、はい、すみませんでした……!」
翔さんに離れろと言われて、あっさり離れていく男の人。
そして、どこかへと姿を消した。
うしろからふぅ、という息が聞こえてきて、はっと我に返る。
慌てて、翔さんの体を引きはがした。
「は、離れてください!」