アブナイ王子様たち
嬉しいことでもあったかのような笑顔。
そんな表情を見せる翔さんにドキドキしている自分に気づかないフリをして、歩きだす。
しかし、数歩歩いたところで、翔さんに腕を引っ張られ、体がうしろにかたむいた。
「うわっ……!」
腕を引っ張られた衝撃で、体が地面にぶつかる!
ギュッと目をつぶったが、トンッと地面ではないなにかに肩が軽く当たった。
そっと目を開けて確認すると、そのなにかというのが翔さんの手だとわかった。
「あぁ、悪い。
あんたが引っ張ってほしそうにしてたから」
「ひ、引っ張ってほしそうにしてたって……」
翔さん、不敵な笑みに戻っちゃった。
ていうか私、そんな顔してた?
絶対してないと思うんだけど。
そんな表情を見せる翔さんにドキドキしている自分に気づかないフリをして、歩きだす。
しかし、数歩歩いたところで、翔さんに腕を引っ張られ、体がうしろにかたむいた。
「うわっ……!」
腕を引っ張られた衝撃で、体が地面にぶつかる!
ギュッと目をつぶったが、トンッと地面ではないなにかに肩が軽く当たった。
そっと目を開けて確認すると、そのなにかというのが翔さんの手だとわかった。
「あぁ、悪い。
あんたが引っ張ってほしそうにしてたから」
「ひ、引っ張ってほしそうにしてたって……」
翔さん、不敵な笑みに戻っちゃった。
ていうか私、そんな顔してた?
絶対してないと思うんだけど。