アブナイ王子様たち
ビビッときた……?


それってつまり、私の顔を見た瞬間、恋に落ちたってこと?


え……えぇーっ!


ど、どうしよう……!


心臓がバクバクと大きな音を立てて、落ち着かないんですけど!


それに、顔が熱くなっていくのを感じる。


翔さんが……私のことを好き?


うわー、考えただけで体温が上がる……!


頬の温度を下げるため、両頬を手で包む。


顔が熱くなっている私を見て、翔さんが急に吹きだした。


「……ぷっ、はははははは……!」


大爆笑だ。


なにがそんなにおかしいんだろう。


翔さんの行動に、疑問しか感じない。


頬の熱を冷ましながら、翔さんに尋ねる。


「な、なにがおかしいんですか……。


私、なにか変なことしました?」
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