アブナイ王子様たち
Cホテル……。


あそこがパーティー会場なの⁉︎


さすが、お金持ちの湯原グループ……。


心の中でそうつぶやいていると、翔さんがいきなりこんなことを言いだした。


「あっ、そうだ。


今夜のパーティー、あんたも参加しねぇ?」


「えぇっ⁉︎」


な、なにをいきなり!


話が突然すぎませんか⁉︎


「で、でも、その招待状……翔さんたち5人への招待状ですよね?


私まで参加していいんですか?」


「べつにいいだろ。


兄貴はあんたのパーティー参加に反対しないだろうし、誠と薫と匠もとくに反対する理由がないだろうし」


たしかに、悟さんは反対しなさそう。


誠さんも薫くんも匠くんも反対しないと思う。


「でも……」


「なんだよ、またなにかあるのか?」
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