アブナイ王子様たち
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そして、パーティーの時間になった。
私は、我妻家の御曹司5人とともに、パーティー会場のCホテルに来た。
「悟さん、パーティー用のドレスを用意してくれて、ありがとうございます」
「どういたしまして。
愛海ちゃんが着るドレスを買っておいてよかったよ」
私の左隣に立っている悟さんがニコッと微笑む。
そう。
ドレスがないと悩んでいた私だったが、悟さんがパーティー用のドレスを買ってくれたのだ。
悟さんは、今日、湯原グループからのパーティーの招待状が来ることを予想していたらしい。
買ってくれたのは、ラメやラインストーンであしらった淡いピンク色のドレス。
さらに、高そうなピンクのミュールまで買ってくれた。
本当に優しいな、悟さんは。