アブナイ王子様たち
それに……薫くんが私のことを好きでいたことに驚いている。
「か、薫く……」
「俺、本気であんたのこと好きなんだ。
悟兄より、翔兄より、誠のやつより、匠より、あんたへの気持ちは強いと思う。
正直……俺以外を選ばないでほしい」
ドキッ。
薫くんの瞳が、私をとらえて離さない。
どうしよう。
心臓のドキドキが止まらない。
人生初の告白に、まだ現実を受け入れられない。
心臓のドキドキが最高潮に達したところで、薫くんが私の手首を離し、そっと目をそらした。
そして、私に背を向け、部屋を出ようとする。
だが、部屋を出る前、薫くんが顔だけをこちらに向けた。
「俺のこと、好きになってもいいから」
私に聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声でそう言ったあと、薫くんは部屋を出ていった。
「か、薫く……」
「俺、本気であんたのこと好きなんだ。
悟兄より、翔兄より、誠のやつより、匠より、あんたへの気持ちは強いと思う。
正直……俺以外を選ばないでほしい」
ドキッ。
薫くんの瞳が、私をとらえて離さない。
どうしよう。
心臓のドキドキが止まらない。
人生初の告白に、まだ現実を受け入れられない。
心臓のドキドキが最高潮に達したところで、薫くんが私の手首を離し、そっと目をそらした。
そして、私に背を向け、部屋を出ようとする。
だが、部屋を出る前、薫くんが顔だけをこちらに向けた。
「俺のこと、好きになってもいいから」
私に聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声でそう言ったあと、薫くんは部屋を出ていった。