アブナイ王子様たち
「ど、どうしたんですか?」
今まで誠さんが、私の部屋に来たことは一度もない。
ひとりのときも、誰かと一緒にいたときも、私の部屋に来ることはなかった。
「あのさ……ちょっと一緒についてきてほしいところがあるんだけど」
なんだろう。
誠さんの表情が妙に真剣に見えるのは気のせい?
私の見間違いかな。
こんなに真剣な表情をする誠さんを見るのは、たぶんはじめて。
ちょっと怖く見える。
「ついてきてほしいところ……ですか?」
「うん。
俺とふたりっきりで……」
誠さんとふたりっきり……?
「ほ、他に誰か連れていかないんですか?
たとえば悟さんとか、翔さんとか……」
「いや、連れていかない。
俺は愛海ちゃんとふたりで行きたいんだ」
今まで誠さんが、私の部屋に来たことは一度もない。
ひとりのときも、誰かと一緒にいたときも、私の部屋に来ることはなかった。
「あのさ……ちょっと一緒についてきてほしいところがあるんだけど」
なんだろう。
誠さんの表情が妙に真剣に見えるのは気のせい?
私の見間違いかな。
こんなに真剣な表情をする誠さんを見るのは、たぶんはじめて。
ちょっと怖く見える。
「ついてきてほしいところ……ですか?」
「うん。
俺とふたりっきりで……」
誠さんとふたりっきり……?
「ほ、他に誰か連れていかないんですか?
たとえば悟さんとか、翔さんとか……」
「いや、連れていかない。
俺は愛海ちゃんとふたりで行きたいんだ」