アブナイ王子様たち
……ていうか。
私が悟さんにぎこちない返事をしたのは、誠さんのせいだよ。
『本気で好きだと思ったのは、愛海ちゃんがはじめてだよ』
数十分前の誠さんのセリフが、頭の中でよみがえる。
何度も『好き』と言われ、さらに『ひとりじめしたい』とも言われた。
そんな私が、平常心でいられるわけがない。
なんで誠さんは平常心でいられるの?
不思議だよ。
と、突然、悟さんが私にこう尋ねてきた。
「愛海ちゃん、誠とどこでなにを話したの?」
「……っ!」
顔が一気に熱くなる。
『でも俺、愛海ちゃんのこと、本気だよ』
それと同時に、その言葉が頭の中で何度も再生された。
心臓がバクバクとうるさい音を立てる。
思い出しちゃうよ、砂浜での出来事を。
悟さん、なんで私に質問するの?
私が悟さんにぎこちない返事をしたのは、誠さんのせいだよ。
『本気で好きだと思ったのは、愛海ちゃんがはじめてだよ』
数十分前の誠さんのセリフが、頭の中でよみがえる。
何度も『好き』と言われ、さらに『ひとりじめしたい』とも言われた。
そんな私が、平常心でいられるわけがない。
なんで誠さんは平常心でいられるの?
不思議だよ。
と、突然、悟さんが私にこう尋ねてきた。
「愛海ちゃん、誠とどこでなにを話したの?」
「……っ!」
顔が一気に熱くなる。
『でも俺、愛海ちゃんのこと、本気だよ』
それと同時に、その言葉が頭の中で何度も再生された。
心臓がバクバクとうるさい音を立てる。
思い出しちゃうよ、砂浜での出来事を。
悟さん、なんで私に質問するの?