アブナイ王子様たち
「は、はにゃしてくだひゃいよ〜」
両手を広げて、ジタバタ暴れる。
離してほしいと言いたかったのに、翔さんに頬を掴まれているせいで、変な言葉になった。
けれど、翔さんの手は、私の両頬から離れてくれない。
「なんだって?
あんたの言葉、モニュモニュしすぎて、なに言ってんのかわかんねぇんだけど」
それは、翔さんが私の両頬を掴んでいるからでしょうが!
ていうか、本当に離してよ!
もう、意地悪!
なんで翔さんは、こんなに意地悪なの⁉︎
もうちょっと、悟さんや誠さんを見習ってよ!
まったく……我妻家の次男は……。
ため息をつきたくなる。
「ははっ。
やっぱおもしろいな、あんた」
は?
なにがおもしろいの?
それに『やっぱ』って……。
両手を広げて、ジタバタ暴れる。
離してほしいと言いたかったのに、翔さんに頬を掴まれているせいで、変な言葉になった。
けれど、翔さんの手は、私の両頬から離れてくれない。
「なんだって?
あんたの言葉、モニュモニュしすぎて、なに言ってんのかわかんねぇんだけど」
それは、翔さんが私の両頬を掴んでいるからでしょうが!
ていうか、本当に離してよ!
もう、意地悪!
なんで翔さんは、こんなに意地悪なの⁉︎
もうちょっと、悟さんや誠さんを見習ってよ!
まったく……我妻家の次男は……。
ため息をつきたくなる。
「ははっ。
やっぱおもしろいな、あんた」
は?
なにがおもしろいの?
それに『やっぱ』って……。