アブナイ王子様たち
「3人とも、夕ご飯を食べ終わったら、食器と箸をキッチンのシンクに持ってきてください。
私が全部洗うので」
いまだに夕ご飯を食べている翔さんと誠さんと薫くんに、そう声をかけた。
そう。
私が歯磨きをしにいなかった理由。
それは、3人が使っている食器と箸を洗うため。
今までは、食器洗いの仕事は、悟さんにまかせっきりだった。
けれど、このまま、まかせっきりにしていては、自分がダメになってしまう。
というより、我妻家5人に、感謝の気持ちを伝えたい。
5人がいたから、安心した生活が送れたんだ。
翔さんと誠さんと薫くんは、驚いた顔を私に向け、手を止めていたが、すぐに食事を再開した。
そして、それぞれ思い思いの言葉を口にする。
「あんたにまかせちゃって大丈夫かな」
私が全部洗うので」
いまだに夕ご飯を食べている翔さんと誠さんと薫くんに、そう声をかけた。
そう。
私が歯磨きをしにいなかった理由。
それは、3人が使っている食器と箸を洗うため。
今までは、食器洗いの仕事は、悟さんにまかせっきりだった。
けれど、このまま、まかせっきりにしていては、自分がダメになってしまう。
というより、我妻家5人に、感謝の気持ちを伝えたい。
5人がいたから、安心した生活が送れたんだ。
翔さんと誠さんと薫くんは、驚いた顔を私に向け、手を止めていたが、すぐに食事を再開した。
そして、それぞれ思い思いの言葉を口にする。
「あんたにまかせちゃって大丈夫かな」