アブナイ王子様たち
うーん……それは否定できないな。
悟さんは鈍感だし、平然と嘘をついても、すぐに疑う性格じゃないから。
「……そうですね。
悟さんには、誰かに水をかけられたって言っておきましょうか」
すると、翔さんが少し驚いた顔をした。
「あれっ。
あんた、素直に俺の提案受け入れたな。
俺のこと好きかって聞いたときは、あんなに否定してたのに」
そ、その話、今持ってくる⁉︎
今は関係ないじゃん。
「ほ、ほっといてくださいよ」
「……ふっ、可愛いやつ」
「な……っ、か、可愛くないですから!」
翔さんとそんなやりとりをしながら、悟さんが待つ家に向かう。
翔さんと一緒に家に向かうこの時間が、とても短く感じられた……。
悟さんは鈍感だし、平然と嘘をついても、すぐに疑う性格じゃないから。
「……そうですね。
悟さんには、誰かに水をかけられたって言っておきましょうか」
すると、翔さんが少し驚いた顔をした。
「あれっ。
あんた、素直に俺の提案受け入れたな。
俺のこと好きかって聞いたときは、あんなに否定してたのに」
そ、その話、今持ってくる⁉︎
今は関係ないじゃん。
「ほ、ほっといてくださいよ」
「……ふっ、可愛いやつ」
「な……っ、か、可愛くないですから!」
翔さんとそんなやりとりをしながら、悟さんが待つ家に向かう。
翔さんと一緒に家に向かうこの時間が、とても短く感じられた……。