アブナイ王子様たち
遊ぶ場所に行くと、さみしいやつだと思われる。


かといって、ひとりでカフェに行くのも、ちょっとさみしい。


そう考えたところで、叔母さんの家はどうかと思いついた。


叔母さんの家ならお金はいらないし、ゆっくりと過ごせそうだ。


と思い、徒歩で叔母さんの家に向かった。


ひさしぶりに顔を見せた私に、叔母さんは優しい笑顔で出迎えてくれた。


『あら、愛海ちゃん、いらっしゃい。


よくここまで来れたわね。


とりあえず、あがって』


そして、現在にいたる。


「叔母さん、突然ごめんなさい。


叔母さんの都合も考えずに来ちゃって」


「いいのよ。


私、仕事が休みだったし、ちょうどひまだったから、愛海ちゃんが来てくれてよかった」


叔母さん、やっぱり優しい……。
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