アブナイ王子様たち
「え……だ、だって俺ら、愛海ちゃんと一緒に住んでるじゃん。


だったら、ストーカーにとって、邪魔なやつらだと思われてるってことじゃんか!」


「だから?


こんなの、脅しでもなんでもねぇよ」


薫くん、強い……。


薫くんにとって、ストーカーからの手紙やメッセージは、恐怖の対象にならないのかな。


自分の脅威にならないと思えるなんて、羨ましいな。


「か、薫はそう思ってても、俺にとっては脅しでしかねぇよ!」


声が震えてるよ、誠さん。


誠さんも私と同じく、ストーカーからのメッセージに恐怖を抱いているのだろう。


「落ち着けよ、誠。


薫の言うとおり、こんなのは脅しでもなんでもねぇよ」


し、翔さんも強い……。
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