アブナイ王子様たち
無理やり翔さんの体を引きはがし、別荘に戻る。
「……ふっ、素直じゃない女。
でも、あの女のああいうところが、俺は好きになったんだけどな」
うしろから翔さんのつぶやきが聞こえた気がしたが、気づかないフリをする。
ダメだ。
翔さんといるとドキドキしちゃって、告白できない。
きーちゃんに背中を押されて、告白しようと思ったけれど、今は無理だ。
心臓がいくつあっても足りないよ。
ストーカーの視線を意識せずに泳げたから、そこはいいけど。
考えるのは、翔さんのことばかり。
好きでもない女の子に抱きしめたりすることって、あるのかな。
好きでもない女の子にキスすることって、ありなのかな。
翔さんの気持ちを知りたいけど、フラれるのが怖い……。
そう思いながら、別荘の中に入った。
「……ふっ、素直じゃない女。
でも、あの女のああいうところが、俺は好きになったんだけどな」
うしろから翔さんのつぶやきが聞こえた気がしたが、気づかないフリをする。
ダメだ。
翔さんといるとドキドキしちゃって、告白できない。
きーちゃんに背中を押されて、告白しようと思ったけれど、今は無理だ。
心臓がいくつあっても足りないよ。
ストーカーの視線を意識せずに泳げたから、そこはいいけど。
考えるのは、翔さんのことばかり。
好きでもない女の子に抱きしめたりすることって、あるのかな。
好きでもない女の子にキスすることって、ありなのかな。
翔さんの気持ちを知りたいけど、フラれるのが怖い……。
そう思いながら、別荘の中に入った。