好きって言ってよ、ばか。
某マックにて。

勢いよくハンバーガーにかぶりついている優妃を見ながら、シェイクを飲む私。

「……いいなあ優妃は…いっぱい食べても太らなくて…」

そういうと、優妃がため息を吐く。

「あのねえ!明梨だって十分痩せてるんだからね!」

「ええ!どこがあ!」

私はスタイルいい優妃の隣にいるのが、たまに恥ずかしくなるよ!
比較対象だよ!

優妃はまたため息を吐くと、ポテトをパクついた。

「まあ、いいや…。ハンバーガー食べたら?」

「うん……。そういえば、優妃は何で律のことが好きなの?」

「ぶっ!!」

飲んでいたシェイクを吐き出す優妃。

「わ、わ、ごめん!!」

焦りながら、ゲホゴホ言っている優妃の背中をバシバシ叩く。
しばらくすると、涙目の優妃が口を開いた。

「何よいきなり…」

「な、何でだろう。急に気になった」

そういうと、優妃は私の顔をじっと見つめた。

真正面から見つめると、本当にキレイな顔をしているなあと思う。


・・・・・。


「わ、私の顔になんか付いてる?」

「いや……」

優妃は歯切れの悪い返事をしたかと思うと、淡く笑った。
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