【短編】サクラ色の貝殻をきみにあげる
サクラ色の貝殻をきみにあげる
この海が、よく似合う人だと思った。
太陽の光を無数に反射して、宝石を散りばめたみたいに輝く青を。
目を細めれば同化してしまうような、空と海の曖昧な境界線を眺めると。
なんだかきみのこと、見てるみたいだった。
【サクラ色の貝殻をきみにあげる】
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