👑Emperor bride
琴乃は、並通の待合室で
エドワードを待った。
「待たせたな!! 琴乃。」
何枚かの紙をクリアブックに入れて
チャンクと何回か要る所を
見たことがある人物が入ってきた。
後、黒い服を着てバッチを付けた
気難しそうな男の人が二人
同席をした。
何かの契約をするんだと理解した。
「琴乃でございます。
宜しくお願い致します。」
カワンさんから教わったように
令をとり丁寧に挨拶をした。
バンと長机の上に書類を投げ出し
不機嫌極まりない声でどなって来た。
「お前の色仕掛けで、
わが国は戦火を
招く所だった。
申しおくが殿下との関わりは
遠慮して貰いたい。
今は婚儀の、一番大事な時なのだ
わが国の平和を築くため配下
の者、王室どれだけ大変
だったか、分かるか?
💢òωóバァン!
しかも、殿下が一番苦労された
のだぞ、それをどうしてくれる?
ハァハァ」
「申し訳ありません。」
頭を上げろと言われないので
そのまま答える
が、何となく腑に落ちない。
「あのぉ~申し上げてもいいかな?」
日本は令和に突入したとゆうのに…
江戸時代かよ💢!! とか!!とか!!
思ってしまう。
「顔を上げて申せ!, 」
エドワードの怒りは収まらない
ようで目は極限まで吊りあがって
いる。
「では、失礼して。」
目はくるくるとよく動き黒く
澄んだ瞳で見られるとエドワード
と他ふたりも琴乃に見惚れて
しまった。
「私は、何にも望んでおりません。
嫌々、今でもお手配人にされ
ないなら出頭など致しません。
私が何をしましたか?
妾も第4か5か分かりませんが
ご辞退申し上たぃ!!
もらい手はいくらでもおります。
〃あ〃!!
誤解なきよう申し上げますが
男性経験など有りませんから、
申し添ます。」
「あ、ああ、そ、そうなのだな!
だが4、5ではない!2だ!!
第2婦人だ!!」
エドワードは琴乃の言葉に押され
ながら慌てて訂正した。
「どっちにしても同じです。
言い方が、変わるだけで、
内容は一緒です。」
琴乃もしっかりと伝えたい。
「いや、待遇が違うぞ!!
家もあるし、沢山の使用人も
付く。
土地も与えられ、
お妃様に男の子が生まれない
場合は、お前の生んだ男の子が第一継承者となる。
3,4,5,はその次の継承者
となる。」
う"う"う"ヤダヤダ気持ちワル~
琴乃の腕の鳥肌を見たエドワードは唖然とした。
文句の一つ二つはあると思ったが、拒否られるとは思わ無かった
のだろう。
「出来ましたら帰らせて
もらえませんか?
お手配もあり得ません。
一体何ですか?
コッチこそ有らぬ噂を立てられ嫁にいけなかったら責任取って
くださいよ!!」
「これ!!立場をわき前なさい。」
そう後ろに立つていた黒服が
|囁くように、嗜める。
エドワードが右手を軽く上げて
彼の言葉を止めた。
一礼をして一歩下がった彼は、
ジロっと
琴乃を見た。琴乃がニコッと
すると、
「ふう~つ。」
黒服は、諦めたようなため息を
はいた。
「確かに殿下の気持ちも分かる。」
かわいい上に逞しい。
3人は頭を抱えながらどうしたも
のかと悩みだした。
琴乃は3人を眺めながら
「あのぉ~、通いにして
もらえませんか?
居ない方が其方も好都合では、
ありませんか?」
3人は、あきれた顔をして
《《それが出来るなら、誰も苦労
しない。
あなたを帰したら、こっちは
首が飛ぶのだ!!》》
エドワードもホーツと深い、ため息をおとした。
「とりあえず、今日から雑用係り
として掃除婦をして下さい。
トイレ、風呂場、草取りを
御願いします。
其れから勿論お給料も出ます。
毎月15日です。
パート扱いですので市民の
さんとの仕事になりますから、
頑張って下さい。
これを良く読んでサインを…
内容は普通の雇用契約書
それから部屋は私達側近の隣の
物置部屋を用意しています。
殿下とあなたを見張る為
やむおえません。
少し狭いですが、隣は私の部屋です。
何かあれば直ぐ行きます。
夜12時まで私は殿下と、
ご一緒しますから
殿下は、あなたを訪ねて来たり
出来ません
よ。」
アハハハ、
「それはありがたい。あいつ
ヤバそうですもの‼」
「これ、口を慎みなさい。」
後ろの2人が、慌てて諌める。
「よい、殿下は確かに
否定出来ない所がある。 」
「では、参りましょう。」