👑Emperor bride
「何っ‼
琴乃が狙われたー‼
《《だれにだー‼琴乃は、無事か?》》」
「分かりませぬ!カワン殿が
怪我をされヨンスン殿もかなり の怪我だとか‼」
「ナニつ‼」
病院に駆けつけたチャンクは、
2人を見舞い
「命に関わる怪我でなく安堵したぞ。
2人ともありがとう。
琴乃を守ってくれて。」
「殿下すみません。
琴乃は、娘も同じ...
しかしながら行方がわかり
かねます。」
カワンも続けて口を開いた。
「本当にどちらへ逃げた
のやら.....
着の身着のままなんです。
心配で、心配で...」
「兵を出して探そう。
三人衆を城に呼び戻せ‼
策をねる‼。」
1時間もせぬうちに、三人衆は、
殿下の部屋に待機していた。
「すまぬ急な呼び出しをして‼」
チャンクが謝り席につく。
会議用のテーブルは、丸く20人は、
座れるくらいだ。
「では、暗号を申せ。」
「くま。」
「鷹。」
「.....」
どうしたジン‼暗号を申せ。
「犬。」
チャンクは、剣を抜いた。
後の2人もそれに従い剣を抜く。
キーンキンキーン
金属の重なる音が耳を抜ける。
「王邸にまで入り込むとは
何奴‼」
キーンキンキーンキンキン
「ジンは、何処におる。」
「ジンに何をした。」
又金属音が響く。
密偵の刀が宙を舞い、床に突き
刺さり
ブヨヨヨヨーンと揺れた。
密偵はチラッと刀を見たが
チャンクとチャーリー
マークの剣が密偵の回りに光った。
観念したのかジンに化けた密偵は、胸に手を入れ小瓶の蓋を抜き
それを煽った。
口から真っ赤な血が吹き出し
来ていた鎧は、赤く染まった。
《《《医者を呼べー‼》》》
部屋はバタバタしだし、数人の
医者が現れた。
なんの騒ぎかと明蘭も付いて来た。
1人の医者が顔の皮膚を剥がすと
見た事の無い顔があらわれた。
剥がされた皮膚は、人の皮膚と
変わらずよく出来ていた。
「この階の入口を封鎖しろ
誰も入れるな‼」
医者は精一杯の治療をしたが
飲んだ毒の量が多く、手の施し
ようがなかった。
「ゲホッ‼ゲホッ‼」
大量の血を吐き、男は、何も喋らず息絶えた。
そこに居たものは本人かどうか
皆顔をはぐ動作をして
イテイテイテッ
本人確認をした。
ポッンと立っていた明蘭が呟いた。
「ナルジ‼」
その一言にマーク、チャーリ、
チャンクが振り返る。
「知っておるのか?」
「はい。」
明蘭は、信じられ無いとばかりに
目を開き口を両手で覆った。
「我が王、ハリー.アンダーソンの 側近でした。
まさか、まさか、そんな‼」
「そうか...」
チャンクは、軽く頷くと仮説を
たてた。
「バスブリア国、国王を手に納め
国を動かしていたが
頭の良い明蘭が
ラミハル、アラバレント
つまり 彼の父親
カイン.アラバレントの
企み、ラミハルを使い国を思
うようにしていた 事を明蘭に暴かれ邪魔された。
明蘭を始末しょうとしたが
ラミハルから側室に欲しいと
言われ 明蘭を戦利品として
扱う事にした。
が逃げられた・・・
王に後継ぎも生まれ無いため
乗っ取りを計画したが上手く
いかず手っ取り早く王を暗殺しょ
うとしたが明蘭がどうしても手に
入れたかったラミハルは考えを変えた。
多分明蘭が嗅ぎつけてハリーを
助けに来るのをまっている。
その時捕まえるつもりなのだ!
だからハリー殿は生きている。
今度明蘭が捕まった時、
張蘭の父親、ハリーアンダーソンは、確実に殺される。」
「えぇー‼
そ、そんな事させない‼。」
「多分、この側近が根回ししたのだろう。」
明蘭は、涙を流し
「あんなに王は、頼りに思い
右腕だとまで言われて、
おいででしたのに...
なんて、事‼。」
「城の全員を集めよ。」
チャンクは、高々にさけぶ。
「1人も逃してはならぬぞ!」
庭師から厨房、メイドに至って
今城にいる全員が集められた。
「ジンがみつかりました。」
「何処におる‼」
「そ、それが...」
チャンクとマーク、チャーリーは
馬に乗って高台までいった。
下には何人もの人々が集まり
笑っていた。
「どけ、どけ、どけ、ー。」
「見世物では無い‼皆の者帰れー。」
大きな楠の木のてっぺん近くジンが
吊り下げられていた。
普通の男なら落ちるか、烏に
つつかれ餌になるかだ。
鍛え上げたジンの身体は硬く
不味かったのかもしれない。
クレーンを使い下ろした。
顔には鳥につつかれた後があり
反対に鳥の雁首に噛み付いたら逃
げたそうだ。
「鷹に狙われず、よかったな。」
「ああ、食われ無くて良かったぜ‼よしっ‼今日は、鳥の丸焼きだ‼
クソっ‼」
「暗号言ってみ‼」
「牛のクソ‼」
「アハハハ間違いなくジンだ。」
城に帰ると行方知れず18名程、
自害が6人出たそうだ。
なんと24人も密偵に、行動を把握されていたとは...
自分の甘さがはばかられる。
チャンクも各国に百人程密偵を
放った。
琴乃の行くえを追わねば、
とやかく言っている暇などない。
兵を構えいつでも出立出来るよう
に準備した。
琴乃は、西に進んでいたつもりが
北に進んでいた。
家を出て1週間になろうとして
いた。
食べ物は、村に降りてパンの
ミミを貰った。
袋いっぱいのパンの耳は牛の餌に
なる所をしっかり頼んでいただいた。
そのミミももう少ししかない。
自分は何処へいくのだろう。
「早くおしっ‼」
その声に目を向けると
女の人達が縄で手を結ばれ一列に
並んで山を越している。
丸々太ったおばさんが
ギャーギャー叱り付けている。
ただ歩いてるだけなのに、
しかも両手を繋がれて・・・
あのオババは、鬼か‼
「人買だな。‼」
琴乃は、すぐ察した。
「助けなくちゃ。」
正義心が芽生えた。
まだ子供もいる。
少し離れて後をつける。
琴乃が狙われたー‼
《《だれにだー‼琴乃は、無事か?》》」
「分かりませぬ!カワン殿が
怪我をされヨンスン殿もかなり の怪我だとか‼」
「ナニつ‼」
病院に駆けつけたチャンクは、
2人を見舞い
「命に関わる怪我でなく安堵したぞ。
2人ともありがとう。
琴乃を守ってくれて。」
「殿下すみません。
琴乃は、娘も同じ...
しかしながら行方がわかり
かねます。」
カワンも続けて口を開いた。
「本当にどちらへ逃げた
のやら.....
着の身着のままなんです。
心配で、心配で...」
「兵を出して探そう。
三人衆を城に呼び戻せ‼
策をねる‼。」
1時間もせぬうちに、三人衆は、
殿下の部屋に待機していた。
「すまぬ急な呼び出しをして‼」
チャンクが謝り席につく。
会議用のテーブルは、丸く20人は、
座れるくらいだ。
「では、暗号を申せ。」
「くま。」
「鷹。」
「.....」
どうしたジン‼暗号を申せ。
「犬。」
チャンクは、剣を抜いた。
後の2人もそれに従い剣を抜く。
キーンキンキーン
金属の重なる音が耳を抜ける。
「王邸にまで入り込むとは
何奴‼」
キーンキンキーンキンキン
「ジンは、何処におる。」
「ジンに何をした。」
又金属音が響く。
密偵の刀が宙を舞い、床に突き
刺さり
ブヨヨヨヨーンと揺れた。
密偵はチラッと刀を見たが
チャンクとチャーリー
マークの剣が密偵の回りに光った。
観念したのかジンに化けた密偵は、胸に手を入れ小瓶の蓋を抜き
それを煽った。
口から真っ赤な血が吹き出し
来ていた鎧は、赤く染まった。
《《《医者を呼べー‼》》》
部屋はバタバタしだし、数人の
医者が現れた。
なんの騒ぎかと明蘭も付いて来た。
1人の医者が顔の皮膚を剥がすと
見た事の無い顔があらわれた。
剥がされた皮膚は、人の皮膚と
変わらずよく出来ていた。
「この階の入口を封鎖しろ
誰も入れるな‼」
医者は精一杯の治療をしたが
飲んだ毒の量が多く、手の施し
ようがなかった。
「ゲホッ‼ゲホッ‼」
大量の血を吐き、男は、何も喋らず息絶えた。
そこに居たものは本人かどうか
皆顔をはぐ動作をして
イテイテイテッ
本人確認をした。
ポッンと立っていた明蘭が呟いた。
「ナルジ‼」
その一言にマーク、チャーリ、
チャンクが振り返る。
「知っておるのか?」
「はい。」
明蘭は、信じられ無いとばかりに
目を開き口を両手で覆った。
「我が王、ハリー.アンダーソンの 側近でした。
まさか、まさか、そんな‼」
「そうか...」
チャンクは、軽く頷くと仮説を
たてた。
「バスブリア国、国王を手に納め
国を動かしていたが
頭の良い明蘭が
ラミハル、アラバレント
つまり 彼の父親
カイン.アラバレントの
企み、ラミハルを使い国を思
うようにしていた 事を明蘭に暴かれ邪魔された。
明蘭を始末しょうとしたが
ラミハルから側室に欲しいと
言われ 明蘭を戦利品として
扱う事にした。
が逃げられた・・・
王に後継ぎも生まれ無いため
乗っ取りを計画したが上手く
いかず手っ取り早く王を暗殺しょ
うとしたが明蘭がどうしても手に
入れたかったラミハルは考えを変えた。
多分明蘭が嗅ぎつけてハリーを
助けに来るのをまっている。
その時捕まえるつもりなのだ!
だからハリー殿は生きている。
今度明蘭が捕まった時、
張蘭の父親、ハリーアンダーソンは、確実に殺される。」
「えぇー‼
そ、そんな事させない‼。」
「多分、この側近が根回ししたのだろう。」
明蘭は、涙を流し
「あんなに王は、頼りに思い
右腕だとまで言われて、
おいででしたのに...
なんて、事‼。」
「城の全員を集めよ。」
チャンクは、高々にさけぶ。
「1人も逃してはならぬぞ!」
庭師から厨房、メイドに至って
今城にいる全員が集められた。
「ジンがみつかりました。」
「何処におる‼」
「そ、それが...」
チャンクとマーク、チャーリーは
馬に乗って高台までいった。
下には何人もの人々が集まり
笑っていた。
「どけ、どけ、どけ、ー。」
「見世物では無い‼皆の者帰れー。」
大きな楠の木のてっぺん近くジンが
吊り下げられていた。
普通の男なら落ちるか、烏に
つつかれ餌になるかだ。
鍛え上げたジンの身体は硬く
不味かったのかもしれない。
クレーンを使い下ろした。
顔には鳥につつかれた後があり
反対に鳥の雁首に噛み付いたら逃
げたそうだ。
「鷹に狙われず、よかったな。」
「ああ、食われ無くて良かったぜ‼よしっ‼今日は、鳥の丸焼きだ‼
クソっ‼」
「暗号言ってみ‼」
「牛のクソ‼」
「アハハハ間違いなくジンだ。」
城に帰ると行方知れず18名程、
自害が6人出たそうだ。
なんと24人も密偵に、行動を把握されていたとは...
自分の甘さがはばかられる。
チャンクも各国に百人程密偵を
放った。
琴乃の行くえを追わねば、
とやかく言っている暇などない。
兵を構えいつでも出立出来るよう
に準備した。
琴乃は、西に進んでいたつもりが
北に進んでいた。
家を出て1週間になろうとして
いた。
食べ物は、村に降りてパンの
ミミを貰った。
袋いっぱいのパンの耳は牛の餌に
なる所をしっかり頼んでいただいた。
そのミミももう少ししかない。
自分は何処へいくのだろう。
「早くおしっ‼」
その声に目を向けると
女の人達が縄で手を結ばれ一列に
並んで山を越している。
丸々太ったおばさんが
ギャーギャー叱り付けている。
ただ歩いてるだけなのに、
しかも両手を繋がれて・・・
あのオババは、鬼か‼
「人買だな。‼」
琴乃は、すぐ察した。
「助けなくちゃ。」
正義心が芽生えた。
まだ子供もいる。
少し離れて後をつける。