👑Emperor bride
「あら、まあ、殿下ではござい
ませんか?どうなさったの
ですか?」
「たまにはカワンのメシが食べた
くてな、ふ〜む‼
店は繁盛しているようだな!」
「はいな。おかげを持ちまして
稼がせて貰っております。」
下からカワンさんの黄色い声が
聞こえた。
胸はまだ息をすると痛いが
どんな客か、見たかった。
「ヨ~イショッ、イテッ、」
足は何とか動いた。その時
「まだ眠ってるかも知れません。」
「いいのだ、話を聞けたらと
思うのだが・・・。」
階段を上がって来るカワンさんと
若い男の人の声がした。
「ヤバ。」
琴乃は、布団を被りまた目を閉じた。
頭には包帯が巻いてあり
顔は余り見え無い…と思う」
「あ~まだ眠ってます、
さっきは少し起きてくれてた
のですが」
「いや、良いのだ、
寝かしておこう。」
薄目をあけて覗いてみたら腕に
青いサンゴのブレスレットが
見えた。
見覚えある、ブレスレット‼
鷹の羽が、デザインしてある。
声をかけようと決心したとき
ドタバタ、ヨンスンさんが入って
来て、両方の手を肘から曲げ頭を
手より下げて深い礼をとった。
「殿下、ご婚約、おめでとう
ございます。
御祝い申しあげます。」
「あ!! へ!!マジ!」
琴乃は、つい口を突いてしまった。
慌てて口を塞ぐ・・・‼
その声に振り返った姿はチャンク
まさにその人だった。
金色の上下のチヤイナ服に金色の
上着、筋の通った鼻に、
切れ長の目、長身の背に引き締
まった身体
スゴ~イ!カッコイイ。
布団の隙間から覗きながら
ウットーリしてしまう。
&ほっぺたがピンクになってしまう。
マジ♡♡カッコイイ♡♡
デモ琴乃の事は忘れてしまった
様だった。
何の興味を持つこともなく…
だだ・・・
ただ・・・
パタンと軽くしまったドアを眺め
ながら
「ハア~ッ。」
ため息しかでない。
少しでも分かって欲しかったがもう、目的は達せられた。
チャンクは生きていた。
立派な皇太子として‥
琴乃はマジマジと周りに目を
やった。
ログハウス風の建物でベットも
グリーン、カーテンもグリーンで
統一してある。
窓から外を覗くと沢山の兵が
ログハウスの周りを囲っていた。
チャンク本当に、立派な皇帝様に
なったんだな。
寂しいような
嬉しいような・・・
あの日チャンクにしがみついて
泣きじゃくった日から何日過ぎた
のだろう。
チャンク、と呼べば思い出して
くれるのか?
嫌々婚姻を前に、何をしょうと
ゆうのか?私おかしいよね。
チャンクの幸せを祈ろう
琴乃は、布団に潜り込んで、
出てくる涙を止められなかった。
もう、自分の世界に帰る事だけを
考えよう。
そう決心した。
もう、このパラレルワールドに
は思い残す事など何も無かった。
殿下の婚姻が先か、琴乃が現世に
帰るのが先か、分からない。
「殿下!!、イチゴとバナナの
オムレツトをご用意しました。
夕食の用意が整うまで、
お腹を満たされて下さいませ。
そう言うとカワン、はヨンスンと
殿下を置いてキッチンへと消えた。
「なあ、あの娘の首にネックレス
そう、鷹の羽根のネックレスは
していなかったか?」
「ネックレス?
いや、なにもありませんでした。
頭から血がベットリついて
おりましたが・・・
いや~ビックリしましたよ。」
最初呼ばれた救急兵は答える。
「そうか・・・。」
少し残念そうに殿下はアツプル
ティに口をつけた。
それから1ヶ月が過ぎた。
クビのネックレスが無くなってい
たのだけれど、多分捕られたの
だろう。
小さい頃から肌身はなさずつけ
てたのに。首が、スースする。
ヨンスンさんが
「ネックレスとかしないのか?
若い娘なのに・・・。」
と意味ありげに聞かれたが
「え、はい。」
あのネックレス以外したくなかっ
たから、そう答えてしまった。
カワンさんやヨンスンさんの
看病のおかげで普通の生活が
戻って来た。
いっぱい食べろ。
が、ヨンスンさんの口癖で
元気にならなきゃが、カワン、
さんの口癖になった。
この、マノリラ国は、四季がある
しかし、カワンさんの話だと冬
は15度位で雪とかは降らない
らしい。
凄く住みやすい環境だ。
ある日朝食を取っているとカワン
さんが質問してきた。
どこから来たの?
何をしてたの?
自分は、記憶がなく分からない
と言うことにした。
そんな訳で、犯人の事も最後にみた顔しか覚えていない事にした。
名前も琴乃とは名乗らず、
ラナとカワンさんが付けてくれた。
今日から私はラナとして
生きていくのか・・・。
ませんか?どうなさったの
ですか?」
「たまにはカワンのメシが食べた
くてな、ふ〜む‼
店は繁盛しているようだな!」
「はいな。おかげを持ちまして
稼がせて貰っております。」
下からカワンさんの黄色い声が
聞こえた。
胸はまだ息をすると痛いが
どんな客か、見たかった。
「ヨ~イショッ、イテッ、」
足は何とか動いた。その時
「まだ眠ってるかも知れません。」
「いいのだ、話を聞けたらと
思うのだが・・・。」
階段を上がって来るカワンさんと
若い男の人の声がした。
「ヤバ。」
琴乃は、布団を被りまた目を閉じた。
頭には包帯が巻いてあり
顔は余り見え無い…と思う」
「あ~まだ眠ってます、
さっきは少し起きてくれてた
のですが」
「いや、良いのだ、
寝かしておこう。」
薄目をあけて覗いてみたら腕に
青いサンゴのブレスレットが
見えた。
見覚えある、ブレスレット‼
鷹の羽が、デザインしてある。
声をかけようと決心したとき
ドタバタ、ヨンスンさんが入って
来て、両方の手を肘から曲げ頭を
手より下げて深い礼をとった。
「殿下、ご婚約、おめでとう
ございます。
御祝い申しあげます。」
「あ!! へ!!マジ!」
琴乃は、つい口を突いてしまった。
慌てて口を塞ぐ・・・‼
その声に振り返った姿はチャンク
まさにその人だった。
金色の上下のチヤイナ服に金色の
上着、筋の通った鼻に、
切れ長の目、長身の背に引き締
まった身体
スゴ~イ!カッコイイ。
布団の隙間から覗きながら
ウットーリしてしまう。
&ほっぺたがピンクになってしまう。
マジ♡♡カッコイイ♡♡
デモ琴乃の事は忘れてしまった
様だった。
何の興味を持つこともなく…
だだ・・・
ただ・・・
パタンと軽くしまったドアを眺め
ながら
「ハア~ッ。」
ため息しかでない。
少しでも分かって欲しかったがもう、目的は達せられた。
チャンクは生きていた。
立派な皇太子として‥
琴乃はマジマジと周りに目を
やった。
ログハウス風の建物でベットも
グリーン、カーテンもグリーンで
統一してある。
窓から外を覗くと沢山の兵が
ログハウスの周りを囲っていた。
チャンク本当に、立派な皇帝様に
なったんだな。
寂しいような
嬉しいような・・・
あの日チャンクにしがみついて
泣きじゃくった日から何日過ぎた
のだろう。
チャンク、と呼べば思い出して
くれるのか?
嫌々婚姻を前に、何をしょうと
ゆうのか?私おかしいよね。
チャンクの幸せを祈ろう
琴乃は、布団に潜り込んで、
出てくる涙を止められなかった。
もう、自分の世界に帰る事だけを
考えよう。
そう決心した。
もう、このパラレルワールドに
は思い残す事など何も無かった。
殿下の婚姻が先か、琴乃が現世に
帰るのが先か、分からない。
「殿下!!、イチゴとバナナの
オムレツトをご用意しました。
夕食の用意が整うまで、
お腹を満たされて下さいませ。
そう言うとカワン、はヨンスンと
殿下を置いてキッチンへと消えた。
「なあ、あの娘の首にネックレス
そう、鷹の羽根のネックレスは
していなかったか?」
「ネックレス?
いや、なにもありませんでした。
頭から血がベットリついて
おりましたが・・・
いや~ビックリしましたよ。」
最初呼ばれた救急兵は答える。
「そうか・・・。」
少し残念そうに殿下はアツプル
ティに口をつけた。
それから1ヶ月が過ぎた。
クビのネックレスが無くなってい
たのだけれど、多分捕られたの
だろう。
小さい頃から肌身はなさずつけ
てたのに。首が、スースする。
ヨンスンさんが
「ネックレスとかしないのか?
若い娘なのに・・・。」
と意味ありげに聞かれたが
「え、はい。」
あのネックレス以外したくなかっ
たから、そう答えてしまった。
カワンさんやヨンスンさんの
看病のおかげで普通の生活が
戻って来た。
いっぱい食べろ。
が、ヨンスンさんの口癖で
元気にならなきゃが、カワン、
さんの口癖になった。
この、マノリラ国は、四季がある
しかし、カワンさんの話だと冬
は15度位で雪とかは降らない
らしい。
凄く住みやすい環境だ。
ある日朝食を取っているとカワン
さんが質問してきた。
どこから来たの?
何をしてたの?
自分は、記憶がなく分からない
と言うことにした。
そんな訳で、犯人の事も最後にみた顔しか覚えていない事にした。
名前も琴乃とは名乗らず、
ラナとカワンさんが付けてくれた。
今日から私はラナとして
生きていくのか・・・。