👑Emperor bride
琴乃は、マジマジと彼女の体を眺めやはり鍛えていると思った。

メイド服から出た足はアスリート
のようで腕から見える筋肉は
しっかりと硬そうも
ある。
上下上下⊙д⊙目が踊る。

「あの〜琴乃様?
どうかされましたか?」

「あ、あはは、あはっす、
すみません。
めずら...いや、その..
細くていらっしゃって、
羨ましーと
思いまして....」


「あ、あ、そうですね
いざとゆう時の為に直ぐ対応出来 るように鍛えております。


王家に使えるメイドの上層部は、みな兵士上がりの者ばかりです。

普通メイドで雇用された、
娘達には 義務してはおりません。


「へえ、凄いです。
カッケー!」

琴乃は、腕を見せてくれとせがみ
二の腕の力、コブをナデナデして
硬さを確かめ
今度は腹筋を見せてくれとせがみ
倒し男負けしない腹筋を堪能した

あちこち☞☝︎☟☜あちこち
触りつくし、珍しさに興奮した。

まるでボディビルの細マッチョ

「琴乃様、もう服を着ても
よろしゅうございますか?」

「ああ、ハイハイ。
有難うございます。」
と満足げに、答えた。


メイド長は、やや呆れかえり
明日の事を話出した。

「明日は明蘭様にご招待されて
おります。

どこにもお出かけにならず部屋においで下さいませ。
私が御案内致します。
そう言うとキリッとした態度で
身のこなし 良く出ていった。


次の日
細マッチョ長が現れた。
既に用意が整っていた、琴乃は、
久しぶりに外に出られた。

勿論チコも一緒に。

広い花壇を抜け
珍しいものがあると聞くと
そこに寄り結構歩いた。
寄り道寄り道していると楽しく
なってメイド長に色々質問した。



大きな温室があれば中に入り
薬草、果物の見たことないような
実があり見かけはオレンジだが
中身はバナナの味だったり

どう見てもリンゴの木なのに
水色のブドウがなっていたり

しかも味はクリ
見ているだけで楽しかった。


一軒家に行き着いた。

「私はこれで、お電話頂けば直ぐにまいります。
今度は車で来ます。」

そう言って、ハア「つかれた〜。」
とボソッと呟き、1回クニャリとなったが又キリッと
姿勢を正し歩いていった。

家?なんで?家の前に・
⌒ ポイと置かれ?
仕方なく、呼び鈴を鳴らすとチコがガリガリとドアを引っ掻いた。

ドアには至る所引っ掻いた傷がありチコはしょっちゅう来ている事
がわかる。

庭に至る所花が植えられ
家庭菜園もあり玄関迄の芝生は
綺麗にカットされ庭石が続いて
いる。



暫く待つと胸まである髪を
カールした女の子が、

「はーい。」と出てきた。
続いて綺麗な女の人が
「いらっしゃーい。」
と声掛けながら迎えくれた。


キョトンとしている琴乃をジッと
ドアの後ろで
みていた女の子は、ニッコリと笑い

「琴乃。張蘭だよ。‼」
そう言ってポロポロ、ポロポロ涙をながして飛び付いた。


「あーあーあー
張蘭、張蘭、会いたかった。
元気にしていたの?」


久々の再会、逢えなかった長い長い時間は張蘭を成長させていた。
半年の間に背も伸びてスカートが
良く似合う女の子になっていた。


「琴乃さん。
張蘭を助けてくれて有難う
ございます。
張蘭の母の明蘭ともうします。

「あーーーーーー‼」









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