👑Emperor bride
ふたりはしずしずと赤い絨毯の
上を歩いて玉座の前に立ち
チャンクは、軽く頭を下げ
ルナ姫は、ドレスの裾を持ち
片手は、チヤンクに
重ねたまま挨拶をした。
「よく、参られましたね。
嬉しく思います。」
王が声をかけると
「勿体なきお言葉
お招き有難うございます。」
と可愛らしい声で、お答えに
なられました。
官僚のカンパーイの温度に合わせて城の中も外もお祝いムード。
「何だかなぁ。この皆の喜び
を壊してはいけないかも。」
オーケストラの演奏が始まると
チャンクと、ルナ姫がダンスを
踊り出した。
しかも誘ったのはウヌヌー‼
チャンクだった。
にこやかに楽しそうに踊るふたりはDVDの白雪姫、や、シンデレラのダンスシーンと重なって、
琴乃は、呟いた。
「もう、実家のDVD捨ててやる。‼」
片付けも手伝わず部屋に帰ると
お妃様専用の、気難しいオバンが待っていた。
「お妃様がお呼びです。
ご一緒に来られませ。」
「あーはいはい。
お腹空いてるので何か
食わせて‼」
「わかりました。
すぐ手配致しましょう。」
前と同じルートでお妃様の
部屋に着いた。
前と同じ扱いで部屋に通された。
前と違っていたのは
この塔に対しての説明が
無かった事、
そしてお妃様が、しおらしかった
..事
「此度の働き聞きました。
ありがとう。」
「いえいえ、どういたしまして‼。」
「本来ならば王が直々に
礼を申しあげる所だが..」
「あーわかってますって‼
ルナ様がおいでなので
内密にでしょ。
妾が手柄を立てたとあっちゃ
本妻候補は何してんの?
になりますもんね。」
「すまない。分かってくれて
有難い。」
「いえいえ。」
「失礼いたします。」
さっきのオババ、いやメイド婆長が現れ
「お食事の用意が整いました。」
王室専用のダイニングに通されると
チキンの丸焼き。
ロブスター
サンドイッチ
フルーツの盛り合わせ。
etc...
「私の気持ちだ、沢山召し上がって‼」
「私も食べよう。」
お妃様は、お上品に召し上がるが
琴乃は、ロブスターなんか
手づかみでお召し上がりになる。
ピュピユピュと口の回りを拭くと
ぷふぁーぁとワインをいただく。
ゴクゴク
「そうやって食べると美味いのか?
凄く美味そうに見えるが...」
「誰も見ていません。
どうぞ...=^^=」
「成程..そちと偶に食す
のも楽しいのう。
2号になったらそちの
宮殿に足を運ぼう。」
お妃様は大層ご機嫌でした。
「そちは2号で良いのか?
官僚達が決めた相手で良いの
だな‼」
ウンウンと頷いて
お妃様とのたのしい晩餐は、
終わった。
琴乃は密かに決心していた。
この街を出る事を、
チコは、張蘭に託し新しい
人生を歩む!
この城の中で
あの夫婦を見ながら死ぬ迄
暮らすのは
「何だかなぁ。」
国公立大学を出て、就職先が
妾では、高い金かけて出して
もらった意味が無い。
寝ずに頑張って勉強した意味が無い‼
上を歩いて玉座の前に立ち
チャンクは、軽く頭を下げ
ルナ姫は、ドレスの裾を持ち
片手は、チヤンクに
重ねたまま挨拶をした。
「よく、参られましたね。
嬉しく思います。」
王が声をかけると
「勿体なきお言葉
お招き有難うございます。」
と可愛らしい声で、お答えに
なられました。
官僚のカンパーイの温度に合わせて城の中も外もお祝いムード。
「何だかなぁ。この皆の喜び
を壊してはいけないかも。」
オーケストラの演奏が始まると
チャンクと、ルナ姫がダンスを
踊り出した。
しかも誘ったのはウヌヌー‼
チャンクだった。
にこやかに楽しそうに踊るふたりはDVDの白雪姫、や、シンデレラのダンスシーンと重なって、
琴乃は、呟いた。
「もう、実家のDVD捨ててやる。‼」
片付けも手伝わず部屋に帰ると
お妃様専用の、気難しいオバンが待っていた。
「お妃様がお呼びです。
ご一緒に来られませ。」
「あーはいはい。
お腹空いてるので何か
食わせて‼」
「わかりました。
すぐ手配致しましょう。」
前と同じルートでお妃様の
部屋に着いた。
前と同じ扱いで部屋に通された。
前と違っていたのは
この塔に対しての説明が
無かった事、
そしてお妃様が、しおらしかった
..事
「此度の働き聞きました。
ありがとう。」
「いえいえ、どういたしまして‼。」
「本来ならば王が直々に
礼を申しあげる所だが..」
「あーわかってますって‼
ルナ様がおいでなので
内密にでしょ。
妾が手柄を立てたとあっちゃ
本妻候補は何してんの?
になりますもんね。」
「すまない。分かってくれて
有難い。」
「いえいえ。」
「失礼いたします。」
さっきのオババ、いやメイド婆長が現れ
「お食事の用意が整いました。」
王室専用のダイニングに通されると
チキンの丸焼き。
ロブスター
サンドイッチ
フルーツの盛り合わせ。
etc...
「私の気持ちだ、沢山召し上がって‼」
「私も食べよう。」
お妃様は、お上品に召し上がるが
琴乃は、ロブスターなんか
手づかみでお召し上がりになる。
ピュピユピュと口の回りを拭くと
ぷふぁーぁとワインをいただく。
ゴクゴク
「そうやって食べると美味いのか?
凄く美味そうに見えるが...」
「誰も見ていません。
どうぞ...=^^=」
「成程..そちと偶に食す
のも楽しいのう。
2号になったらそちの
宮殿に足を運ぼう。」
お妃様は大層ご機嫌でした。
「そちは2号で良いのか?
官僚達が決めた相手で良いの
だな‼」
ウンウンと頷いて
お妃様とのたのしい晩餐は、
終わった。
琴乃は密かに決心していた。
この街を出る事を、
チコは、張蘭に託し新しい
人生を歩む!
この城の中で
あの夫婦を見ながら死ぬ迄
暮らすのは
「何だかなぁ。」
国公立大学を出て、就職先が
妾では、高い金かけて出して
もらった意味が無い。
寝ずに頑張って勉強した意味が無い‼