👑Emperor bride
サヨナラ、チャンク
琴乃は、昨日の決心より、もっと
強い決心をしていた。
まず明蘭の家を訪ねた。
明蘭の家のベッドには
ハリーが横になっていた。
「ハリー様!」
琴乃が駆け寄るとあの時のままの
声で・・・
「琴乃か?」
ハリーは、飛び起きた。
仙人の様な髪はスッキリ整えられ、
トウモロコシの様な髭は無く
張蘭によく似た目をして琴乃を見た。
「ご無事で何よりでした。」
琴乃は、駆け寄りハリーの無事を喜んだ。
「琴乃、お前の言葉を信じていた。
しかもこの子を助けてくれた
そうだな‼ありがとう。
何とお礼を言うべきか、
感謝しかないぞ。」
「いえ、張蘭は、賢い子で
私も色々教えられました。」
琴乃は静かに微笑みながら答えた。
「いいえ、琴乃のおかげよ。
親子3人楽しく暮らせてるの。」
明蘭は紅茶を差し出しながら
柔らかい声で感謝した。
「又国を再建されるのでしょう?」
琴乃は、気がかりだった事をハリーに聞いてみた。
「ええ、表向きはそうでも
エドワードが継ぐ事にしたの。
殿下もそうしたらいいと仰ったのよ。
ハリーの怪我が治り次第
国に帰るわ。」
ハリーと明蘭は目を合わせて呟いた。
「それは?バスブリア国?
ナチリコ国?」
琴乃はボソッと聞いてみた。
ハリーは紅茶を口にしながら
「勿論バスブリア国だ。
ナチリコ国とブラマダ国は、
マノリラ国になる予定だ。
殿下が納めるらしいぞ。
聞いていないのか?」
ハリーは不思議な顔をしながら
「まだ発表していないのか?」
そう言った。
「殿下なら大丈夫‼
琴乃が居るもの。
平和な国になるわよ。」
明蘭は琴乃を見ながら
「ねっ」
とにこやかに微笑んだ。
「え、⌒-⌒; えへへ
ですかねー。」
「噂で聞いたけど..殿下結婚され
るの?御相手は、琴乃じゃないと
聞いてビックリしてるんだけど...。
どうなの?」
「アハアハ ァわ・た・し・
2号ですって。
笑っちゃいますよ〜。」
黙っていたハリーが気難しい
顔をして琴乃に呟く!
「王なる者は国を守る為選択を
余儀なくされるものだ。
国を強く揺るぎのない足場を作る為、目を瞑ることも多々ある。
私はもう疲れたから
明蘭と張蘭と普通の家族を
作りたいん だ。
だから王の選出から外れた。
残された人生、
人間としての幸せを選んだ。
殿下も選択肢が無かったのであろう3国となれば強い後ろ盾が
欲しくて当たり前なのだよ。」
ハリーは、辛そうな顔をして明蘭をみた。
「あの頃の明蘭は、
まだまだ子供だった。
妃と仲が良かったから諦めたのだ。
明蘭と出会ってから私は
ずっと明蘭が好きだった。」
明蘭は、うっすらと涙を浮べ
張蘭の頭を撫でていた。
可愛らしい、張蘭
それを見て思った。
やはり、一生涯愛し、愛される人生が、ベストだと...。
2号なんて愛情薄
強い決心をしていた。
まず明蘭の家を訪ねた。
明蘭の家のベッドには
ハリーが横になっていた。
「ハリー様!」
琴乃が駆け寄るとあの時のままの
声で・・・
「琴乃か?」
ハリーは、飛び起きた。
仙人の様な髪はスッキリ整えられ、
トウモロコシの様な髭は無く
張蘭によく似た目をして琴乃を見た。
「ご無事で何よりでした。」
琴乃は、駆け寄りハリーの無事を喜んだ。
「琴乃、お前の言葉を信じていた。
しかもこの子を助けてくれた
そうだな‼ありがとう。
何とお礼を言うべきか、
感謝しかないぞ。」
「いえ、張蘭は、賢い子で
私も色々教えられました。」
琴乃は静かに微笑みながら答えた。
「いいえ、琴乃のおかげよ。
親子3人楽しく暮らせてるの。」
明蘭は紅茶を差し出しながら
柔らかい声で感謝した。
「又国を再建されるのでしょう?」
琴乃は、気がかりだった事をハリーに聞いてみた。
「ええ、表向きはそうでも
エドワードが継ぐ事にしたの。
殿下もそうしたらいいと仰ったのよ。
ハリーの怪我が治り次第
国に帰るわ。」
ハリーと明蘭は目を合わせて呟いた。
「それは?バスブリア国?
ナチリコ国?」
琴乃はボソッと聞いてみた。
ハリーは紅茶を口にしながら
「勿論バスブリア国だ。
ナチリコ国とブラマダ国は、
マノリラ国になる予定だ。
殿下が納めるらしいぞ。
聞いていないのか?」
ハリーは不思議な顔をしながら
「まだ発表していないのか?」
そう言った。
「殿下なら大丈夫‼
琴乃が居るもの。
平和な国になるわよ。」
明蘭は琴乃を見ながら
「ねっ」
とにこやかに微笑んだ。
「え、⌒-⌒; えへへ
ですかねー。」
「噂で聞いたけど..殿下結婚され
るの?御相手は、琴乃じゃないと
聞いてビックリしてるんだけど...。
どうなの?」
「アハアハ ァわ・た・し・
2号ですって。
笑っちゃいますよ〜。」
黙っていたハリーが気難しい
顔をして琴乃に呟く!
「王なる者は国を守る為選択を
余儀なくされるものだ。
国を強く揺るぎのない足場を作る為、目を瞑ることも多々ある。
私はもう疲れたから
明蘭と張蘭と普通の家族を
作りたいん だ。
だから王の選出から外れた。
残された人生、
人間としての幸せを選んだ。
殿下も選択肢が無かったのであろう3国となれば強い後ろ盾が
欲しくて当たり前なのだよ。」
ハリーは、辛そうな顔をして明蘭をみた。
「あの頃の明蘭は、
まだまだ子供だった。
妃と仲が良かったから諦めたのだ。
明蘭と出会ってから私は
ずっと明蘭が好きだった。」
明蘭は、うっすらと涙を浮べ
張蘭の頭を撫でていた。
可愛らしい、張蘭
それを見て思った。
やはり、一生涯愛し、愛される人生が、ベストだと...。
2号なんて愛情薄