👑Emperor bride
「そんな言い方するな‼
俺だって琴乃に合わせようと
したん だ‼。」

「合わせなくて結構よ
この浮気野郎。
あんたなんか信じなきゃ
良かった。
もう顔も見たくない!」


「あ、ああ、俺だってルナ姫の方
がいいよ。
ルナ姫の方が好みだね‼
お前みたいに鼻っ柱が強くて
気が強い女ゴ、メ、ン、だね!

思いやりがあって
純真で、可愛いー
ルナ姫が第一夫人、つまり
妻だねっ💢

お.れ.の、愛するつ.ま.‼


《《《 ガーーーン‼➷》》》

あれれれ?お前‼
この辺お肉がついてんじゃん。」
あっはっはっは、あははっはは
プョプョ﹏ン。

「アレレ、太った?」

そう言うとウエストの肉をギュッと摘んだ。
摘んだまま、痛がる琴乃を見ながら、

身悶えする程笑い転げ、馬鹿にする様にガハハ、ガハハ‼ヒーヒー
笑いまくり、転げまくった。

〃そんなに私はデブかよ。〃


💢むかっく‼コンニャロ﹏‼

「ほぉっとけぇよーバカヤロー。
ボカッ
てめえのせいでストレス太り
だよー!」
ボカッ

弁慶の泣き所を二、三回ける‼
ボカッボカッ
イテイテイテテテ

チャンクは泣き処を抑え
ピョンピョン
突如始まった痴話喧嘩にSPも、
どうしていいか分からず、
一応琴乃を押さえつける。
«««イ、イターーイ»»»

琴乃の悲鳴に
「琴乃に何をするーー- (怒) 」
殿下の怒りにワケワカメ

「オメーエが悪ぃんだよボカッ‼」
チヤンクのケツを足で蹴る。
このぉ〜タラシ野郎‼」

憎たらしいのでこの際思いっきり
ボカッ

「なにおー‼コノヤロー」
イテイテイテ

チャンクは、琴乃のほっぺたが
真っ赤になる程両手で引っ張った。
フガッフガフガ

琴乃も前髪がボッソリ抜けるほど
チャンクの前髪を、
引っ掴みあげた。

イテイテ、ハ、ハゲーハゲー
ハゲる〜‼
ハゲッパ、ツルッパになんだろ
ーがぁ‼💢

フガブガフガ(何が禿げるだ‼)

つるっパ〇に
してやるーー‼
このぉ〜
円盤ハ〇めー
思い知れ‼(怒)


最後にはエドワードと三人衆が
駆けつけポニーテールが
ボサボサになった琴乃とやはり
ボサボサの髪をしたチャンクが
掴み合いをやらかしているのを
ハアハア
止めた。

エドワードと三人衆に引っ抱えられ引き離された。
ハアハアハアハァ

ハアハアハア
最後の晩餐は散々だった。

指には何本かのチャンクの毛が
巻いていた。


水一杯も無い晩餐。
汗まみれの晩餐。
ヤッパリ2号だ。⤵

美味い飯なんざ食えるはずも無い‼
1号は豪華飯、2号は飯抜き

1号じゃなきゃダメなんですか?
2号じゃダメなんでしょうか?


私の場合はダメなんですよ﹏。

私は、一番に愛されたい。
2番、3番は要らない程の愛が
欲しかった。
ウエストにチャンクの摘んだ
痛さが残る。

「ダイエットしなきゃ駄目かな!」
その日の夜からマラソンを始めた。


その様子を木の陰から眺めながら
「琴乃はそれくらいが可愛いのにな!」

あの時、イライラMAXで、
思ってもいない言葉を口にした事を
後悔していた。

チャンクは琴乃の体調を心配した。夕食も食べなかったらしい。


メイド長も

「好きな殿方に言われたら
気にするな!とは言えません。」

と冷たい視線を投げて来た。

琴乃のマラソンが終わる迄
チャンクは彼女を見守った。

「言わなきゃ良かった。」
そして訂正したかった。

「お前が一番愛らしい。
俺の妻はお前だけだ‼
気持ちは琴乃にある!」と

あんな酷い事を言うべきじゃ
なかったとシッカリ謝りたかった。
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