ある幼なじみの恋 [完]
家に着くとお母さんの小言が待っていた。
「あんた、それだけ買いに行くのにどれだけ時間かかってるのよ。」
「うるさいなあ・・・」
「まぁいいわ。荷物貸して。」
あたしのどん底まで落ちたテンションを見て何か感じたのかお母さんはすぐにあたしを一人にしてくれた。
部屋を空けるとムンとした空気に体を包まれる。
だけど、クーラーをつけようなんて気は起こらない。
いっそこのまま脱水症状かなんかにかかればいいのに・・・