ある幼なじみの恋 [完]
家を出てしばらく歩くと右京があたしを追い越して歩いていった。
「ちょっと!右京!!
何で無視すんのよ」
「え!?
まい!?わーびっくりした~
まさかこんな早い時間にいるなんて思わないじゃん。
ぜんぜん別人かと思った。笑」
「ママと二人してあたしをいじめるんだから~!!」
「ごめんごめん
明日も早く起きろよ~?」
「できたらね。」
「できるだろ~」
いつも電車の中だけでしか右京と話さないけど、きょうはもうちょっと長く話せる。
そんなちょっとしたことであたしはすごくうれしくなるんだけど・・・
右京はどう?
あたしと話してて楽しいとか思ってくれてる??