ある幼なじみの恋 [完]



あたし達のクラスはいつも誰も残らない。

だからテストが近くなって部活が休みになるとこのクラスはあたしと右京と華子のたまり場と化す。










「これは・・・




ここに代入してこうなるの。分かる?」



「あーきたきた!分かる分かる!」



「まい~俺の質問いい~??」


「ん~どこ~?」

「これ~」


「あーこれは・・・・

         」


そろそろ下校時刻かな?


「まい~あたし今日親と待ち合わせだから先帰るね?」

「ばいばあい」

「じゃあな~」




「・・・っしょ・・・ばいば~い」







いつも教科書をすべて置いていく華子の鞄は破れそうなくらいにパンパンだ。












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