星空の下、君に恋をして。
「じゃあ、次は招待状配布なー」

ん?

招待状?

聞きなれない言葉が出てきて、私は首を傾げる。

しかし、周りの子達は少し華やいだ声をあげた。

「呼ばれたら取りに来いよー」

そう言いながら、先生が封筒を取り出す。

「えー、まず女子。大沢由香、杜若理乃、久保彩夏、小池鈴、桜葉寧々、瀬川瑠実、立岡楓菜、葉月桜夜、矢崎心愛。次は男子…」

…呼ばれた?

私はまた首を傾げる。

みんなと一緒に封筒を受け取ってからも、私はくるくると裏返したりしていた。

周りの子は嬉しそうに開けている。

戸惑っているのは私だけみたいだ。

すると、夏空くんが同じ封筒を手にして戻ってきた。

「開けてみなよ。中に説明とか入ってるから。」

「うん、ありがとう…」

私はもう一度周りを見てから、そっと封をきった。

中には2枚の紙。

私はまず1枚目をそっと引き出した。
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