輪舞曲-黒と白のcaprice-
はぁと紫煙を吐き出しながら看護婦は頭上にはてなマークを浮かべて入院患者の名前を思い返してみる。花が似合いそうな戦闘狂…。
「…あ。もしかしてあんた、あの金髪のお嬢ちゃんに会いにきたの?」
看護婦の記憶に該当する者が一人存在したようだ。目を大きく開き、思い出した事を嬉しそうにぱぁんと手を叩く。
そんな姿を見て男も口角をあげて眼に嬉と下心を浮かばせて口を開く。
「そうそう、見た目繊細で華奢で、目付きが超怖いんだけどかなり可愛い女の子。
病室どこかわかる?あの子、ユリアちゃんって名前なんだけど」
瞬間に看護婦に近付き、身体を密着させて腰を抱き、問いかけながら男は看護婦の長いブロンドの髪をくるくると指に巻き付けながら弄ぶ。
「…この先の角を曲がった202号室で寝んねしてるわ。まだ完治には程遠いんだからそう長くは面会させてあげられないわよ、だからさっさと帰りなさいね。
大体あんなの、とんだヘマをしないか若しくは自分より格上に挑まないと負わないような怪我よ。あんた、お嬢ちゃんの知り合いならよく注意してあげる事ね。命が惜しいなら寿命を縮めるようなおバカな真似はおよしなさい ってね」
「…あ。もしかしてあんた、あの金髪のお嬢ちゃんに会いにきたの?」
看護婦の記憶に該当する者が一人存在したようだ。目を大きく開き、思い出した事を嬉しそうにぱぁんと手を叩く。
そんな姿を見て男も口角をあげて眼に嬉と下心を浮かばせて口を開く。
「そうそう、見た目繊細で華奢で、目付きが超怖いんだけどかなり可愛い女の子。
病室どこかわかる?あの子、ユリアちゃんって名前なんだけど」
瞬間に看護婦に近付き、身体を密着させて腰を抱き、問いかけながら男は看護婦の長いブロンドの髪をくるくると指に巻き付けながら弄ぶ。
「…この先の角を曲がった202号室で寝んねしてるわ。まだ完治には程遠いんだからそう長くは面会させてあげられないわよ、だからさっさと帰りなさいね。
大体あんなの、とんだヘマをしないか若しくは自分より格上に挑まないと負わないような怪我よ。あんた、お嬢ちゃんの知り合いならよく注意してあげる事ね。命が惜しいなら寿命を縮めるようなおバカな真似はおよしなさい ってね」