いじめ ー昨日までの友達ー
私は、凜の去ったあとをただ見つめていた。
凜…ごめんなさい





「気にする事ないで。
凜も、頭がパニックになっただけやろ。はよ教室行こうで。」

「うん。」






それから、私達は教室へ向った。
扉を開けると皆の視線が私と海に注がれた。


「「遅れてすいません。」」と先生に頭をさげながら言う。




先生はハァーと一つため息をついたが「理由はあとで聴くから早く席につけ。」




と言った。

「「ハーイ」」
軽く返事をして席につく。


席に向って凜の横を通った時、

「許さないから…」
と小声で言われた。


私は、一瞬足を止めたがまた歩き出し、席についた。
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